毎日あどりぶ

即興女優りょちんの徒然。子育て・グルメ・エンターテイメント

同じ空の青は見られないけど

ども、りょうちんです。
f:id:playfulsandpit:20160419111226j:image

もう、これは一貫して私の中に
流れてる想い。

あなたと私、
どんなに近くにいても

網膜が違う、
視力が違う、
脳みそが違う、
生活してきた環境が違う、
好きなものが違う、
嫌いなものも違う、

だから、どんなにあがいても、
同じ空の青は見られない。

それってすごいことだと思う。
目の前に起きてる全てが、
オリジナルな世界。
多様性に満ち満ちた世界。

同じものを見ることができないと
いうことをちゃんと知っていると、
少し孤独だけれど、
お互いの世界を尊重しあった上で
謙虚なコミュニケーションを
とることができる。
私はそう、信じている。

九州の地震のニュースをうけて

今、いろんなことを考えている。
私のバックグラウンドには
阪神淡路大震災被災した経験があって。
東日本の年にハルさんを産んで。
そういういろんなフィルターを通して
この地震を見つめている。

私は今回、被災した人じゃないし、
今現場で手を動かしている人じゃない。
不愉快に思う人もいるかもしれないけど
なんか、そこに罪悪感を抱くのを
今回は辞めようと思った。

私が被災した時に抱いた二つの罪悪感

私は阪神淡路大震災の時、
3日後、親と離れて
大阪の従兄弟のうちに避難した。
大阪の街は震災直後でも、通常営業で
そのおかげで私は落ち着いて
毎日を送ることができたし、
早い段階で笑えるようにもなった。
でも、逃げたってことに対して
長らく罪悪感を拭うことができなかった。

今、親になって思う。
その罪悪感はいらないなって。
子供の心の安寧を願って、
手を伸ばしてくれた沢山の善意が
あったんだけなんやなって。

子供だけじゃなく、大人だってそう。
逃げられるなら逃げていい。全力で。
貴方が逃げることで、救われる人もいる。

あとね、もう1個手放しがたかった思いが
あって、それが、
私より辛い思いをした人がいるから、
私ごときが辛いって言っちゃダメ、
辛いって思っちゃダメって奴。

今戻れるなら当時の自分に、
比べるなよ。
実害のない人に助けを求めろよ。
甘えろよっていう。
アホやなぁっていう。


一緒に苦しんでる人に言えなくても、
大丈夫な私たちを使ってください。

そしてなにより、
あなたの空の青を大切にしてくださいね。
私も私の空の青を大切に出来ることを
コツコツと。